Pythonの複数バージョン共存(Windows)
目的
WindowsにPython2とPython3の環境を共存させる。
Python3を使用していたが、Python2だとどう動くのか試してみたくなったため。
ついでにiPythonも使いたい。
候補
- シンボリックリンク的なバッチを作って使い分ける
- virtualenvを使う
- Python3.3からの機能のpy.exeを使う
2番目のvirtualenvを使う方法がいいかと思うが、今回は3番目を選択。
実際の方法
シンボリック的なバッチを作って使い分ける
参考:#84 複数バージョンのPythonをインストールする
virtualenvを使う
参考:#104 Windows環境でvirtualenvする
py.exeを使う
Python3.3をインストールすると、$ py
を使える。
Python2を使いたい時は$ py -2 hoge.py
とし、Python3を使いたい時は$ py -3 hoge.py
とする。
インストールの順番は、Python3 => Python2として、Python2のインストール設定で
Register ExtensionsはOFFにする。
iPythonを両方で使いたい
対話式で試せるiPythonはどちらでも使用できるようにしたい。
iPythonのインストールの方法は以下のようにする。
- ez_setup.pyをここからダウンロード
- ez_setup.pyを実行して、easy_installをインストール
- easy_installでpipをインストール
- pipでiPythonをインストール
ez_setup.pyを実行
Python3.3にPATHを通しておくと、Python3.3は$ python ez_setup.py
で実行できる。
Python2の方はPATHを通さず、$ py -2 ez_setup.py
で実行する。
easy_installでpipをインストール
Python3.3の方は$ easy_install pip
(もしかしたらC:\Python33\ScriptsにPATHが必要かも)
Python2の方は$ c:\Python27\Scripts\easy_install pip
pipでiPythonをインストール
Python3.3は$ pip install ipython
Python2の方は$ c:\Python27\Scripts\pip install ipython
C:\Python27\ScriptsのPATHをC:\Python33\Scriptsよりも後ろにつける。
$ ipython3
でPython3.3、$ ipython
でPython2のiPythonが起動する。